雪夜のたぬき
「どうしたんですか」
突然頭の上から声がしました。
ぼくはびっくりして顔を上げました。
そこには、にこにこした人間がひとり立っていて、僕を見下ろしていました。
「おなかがすいたんですか?」
あんまり優しく笑って聞くので、ぼくは思わずこくんと首を動かしました。
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