雪夜のたぬき
「はっかーーーい」
遠くからもう一人人間の声が聞こえました。
ぼくはびっくりしたけれど、ぼくに甘いものを暮れた人が
「はい」
と返事をしたので、この人のなまえはきっと「はっかい」と言うんだ、と思いました。
はっかいは、ぼくを一度振り向いて、ばいばい、と手を振ると、とても嬉しそうにもう一人の人間のところに走っていきました。
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