峰倉かずや先生作 Gファンタジー連載中
の、最遊記は、あの有名すぎる中国四大奇書のひとつ、西遊記をモチーフにかかれている漫画です。

 久しぶりに私がすごくすごくすごく好きになった漫画で、何が好きか、って峰倉先生の主張がとても好きなのです。

 例えば。

 「守らなくていいものがほしい。」って言った三蔵の言葉。そして彼は、守らなければ、なんて思う必要のまったくないくらい信頼できる仲間を手に入れていて。「例えば僕を信頼してくれる人がいるなら僕は自分自身を精一杯守り抜きます。――僕もその人を信頼しているならなおさらその人に自分を恥じたりしたくないから――」そう言った八戒は、心壊れておかしくない状態でも自分を見失ったりすることはなくって。

 私がもてない心の強さ。すぐに言い訳をして、すぐに楽なほうに逃げようとして、すぐに自分だけ傷ついているように思う私にとって、この作品は本当に頭をぶん殴られたくらい衝撃があった作品です。すごくパワーをくれた作品です。

 心弱っているときに読むと、何か吹っ切れることがあるかもしれません。

玄奘三蔵 金髪で紫の瞳を持つ最高僧。
 …とは名ばかり。普通お坊さんというのはきっと、煙草を吸ったり博打を打ったり、銃をぶっ放したり、「死ね」とか「殺す」とか言ったりしないものではないんだろうか。
 赤ん坊のとき長江を流れていたところを、先代三蔵法師の「光明三蔵」にひろわれ、以後寺で育つ。
 強がってばかりいるが、素直になれない、かわいい23歳。
孫悟空 茶色の髪と金色の瞳を持つ、岩から生まれた異端なる生命。
 とある罪を犯し、500年もの間岩牢に幽閉されていたところを、三蔵に助けられ、以後彼とともに行動する。頭につけている金鈷で妖力を制御されているが、それでも充分強い。はずすとさらに強い――が、自我を失うので、やたらめったらはずされると八戒と悟浄がひどい目にあう。(現に彼らはめちゃくちゃひどい目にあっている)
 何かというと腹が減っている、自分の欲望に一番素直な500+18歳。
猪八戒 こげ茶色の髪と深い碧の瞳を持つ。右目は自ら抉り取ってしまったために義眼。
 最愛の姉を村人の裏切りにより妖怪に拉致され、その報復として、村人の半数、その妖怪の一族千人を皆殺しにした。…結果、人間だった彼は妖怪としての人生を歩むことになる。
 普段はそんな過去など想像もできない笑顔のまぶしい22歳。
沙悟浄 紅い髪と瞳を持つ、人間と妖怪の間に生まれた「禁忌の子供」。
 義理の母親に殺されかけたところを腹違いの兄に救われる、が兄が取ったその方法は、母殺しの罪を背負って消えることだった…
 大雨の夜、道に倒れていた八戒を拾ったことから彼の人生が動き出した。
 酒と女と博打が好きでもとってもとってもイイ男の22歳。

悟浄と、八戒  大罪を犯した八戒を大雨の夜に悟浄が拾って家に連れて帰ったことが二人の出会いだった。その後、紆余曲折を経て、三蔵、悟空と共に西への旅に出るまで3年間を共に暮らしている。
 友達にしろ恋人にしろ他人と一緒に暮らすということはとてもパワーの必要なことだが、二人はどうもそれをさらっとやってのけたようである。お互いが、お互いにとてとても大切で大事な存在であったに違いない。
 二人とも大きな心の傷を抱えているが、多分、それもこれも全てひっくるめたお互いをみてきたのだろう。
 だから、私は、この二人が二人でいてくれることが一番好きだ。

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