|
from 於斗矢様 01・06・25
百億の精子銀河に拡散し孕む胎無く夏至祭間近
|
|
from ユエ様 01・10・09
その雲の切れ目から
棄て落ちた光の渦
|
|
from 関口健一郎様 03・10・16
神は我が10本の指作りたり掬ひしものが漏れ出づやうに
|
|
from 関口健一郎様 03・12・08
かつて朱鷺載せたる風が紅葉をいちまいいちまい運んでゆけり
|
|
from 関口健一郎様 04・04・16
砂時計上半分はからつぽで完了形とふかなしきかたち
|
|
from 関口健一郎様 04・09・20
給水を止められている噴水もデフレーションも空梅雨の中
|
|
from 関口健一郎様 05・01・12
口下手な漁師の太き両腕に手繰り寄せられ日脚伸びゆく
|
|
from 関口健一郎様 05・12・28
早朝のまだ触れていない新聞に悪役はいつも日替わりとなる
|